携帯やスマホを仕事で利用している方などは、比較的電話の着信が多いですよね。その着信に全て対応できない時に役に立つのが『留守番電話サービス』です。
大手キャリアなどで現在もサービスを提供している、昔ながらの留守番電話サービスでは、伝言が留守電センターに録音されるとスマホに通知が届き、その内容を聞くためにはセンターに電話をかける必要がありました。
それに変わる新しいサービスが、ソースネクストが2016年からサービスを開始している『スマート留守電』です。この次世代型サービスを利用すれば、単に音声を録音しておくだけでなく、録音内容を自動で文字に変換してメールやLINEで受け取ることもできる優れ物なのです。
IIJmioの留守番電話サービスは、この次世代型サービスを290円/月で利用できるのでオススメです。この記事では、この次世代サービスである『スマート留守電』について詳しく見ていきましょう。
『スマート留守電』とは


1-1 録音内容を『読める』
Mailなら仕事中や電車の車内でも気軽に確認する事ができるし、なによりプッシュ通知画面でも録音内容が表示されるので、瞬時に確認できるところが便利です。


1-2 保存件数・期間は無制限 しかし録音には通話料がかかる
留守電の内容は、自分で削除の操作をするまで無制限に保存できます。1件のメッセージに対しても60秒までと長めの設定なので、メッセージが途中で途切れる事もありません。
ここが今までの留守電と違う部分です。本来は電話をかける側に通話料がかかり、受ける側にはかからないものですよね。
ところが『スマート留守電』では、着信した電話をIP電話で留守電センターに転送する仕組みです。この転送に必要な通話料はあなたが負担しなければなりません。
ただし、メッセージの再生には通話料がかかりません。音声データのやりとりにはデータ通信が利用されるためです。そのためパケットは消費されますが、気になる程の量ではありません。気になる方はみおぽん で低速に切り替えても遅延なく再生できます。
1-3 発信者がわかる
留守電にメッセージを残した発信者が自分の知らない人でも、580万件のデータベースから検索した結果を表示してくれるので、メッセージを確認する前に相手がわかります。(2018年4月現在)
音声データの文字化には少々難があり、特に人の名前は誤認識する事が多いようなので、発信者が表示されることは、地味に役に立ちます。
1-4 大手キャリアでも利用できるが少し料金が高い
docomoでも『ドコモ留守電アプリ』を利用すれば同じようなサービスが用意されています。
ただし、利用代金が300円/月とわずかに高いだけでなく、メッセージの保存件数や保存時間にも制限があります。
実際の使用感


2-1 誤変換が多いが内容は分かる
文字化の制度はお世辞にも良いとは言えないでしょう。特に自分の名前、相手の名前など固有名詞はほとんどデタラメです。
そうはいっても、かかってくる電話の相手は知っている人物である事がほとんどで、文字化の制度が多少低くても留守電の内容は大体理解する事ができます。
2-2 電車内で便利
スマホでの通話を遠慮せざるをえない状況といえば、電車などの公共交通機関と病院内でしょう。
そんな場所で留守電が入ると、その留守電の内容がとても気になります。そんな時でも『スマート留守電』ならMailで留守電内容の確認がしやすく、可能であればそのままMailで返信する事もできるのです。
2-3 メッセージをすぐに再生できる
従来の留守番サービスだと、留守番電話にメッセージが録音されるとこちらから留守番電話センターに電話して、内容を確認しなければなりません。
『スマート留守電』なら、センターへの問い合わせなど必要がなく、すぐにメッセージを聞く事ができます。さらに、メセージは自由な場所からスタートすることができ、必要な部分だけを聞き直すことも可能です。
2-4 複数端末の伝言をまとめられる
IP電話の転送サービスを利用しているために、自分のスマホだけでなく自宅の家電などにも転送サービスさえ申し込めば同じIP電話番号に転送する事ができます。
各端末の設定を行えば、全ての留守電を一つに集約する事ができるので、留守電チェックが一度に完了します。
申し込みと解約の方法


3-1 申し込み方法
① IIJmioの会員専用ページからの申し込みになります。
モバイルオプションを申し込んでください。完了後IIJmioからメールが届きます。メールには「シリアル番号」が記載されています。
② 確認できたらアプリのダンロードを行いましょう。


アプリのインストールが終わればアプリを起動しましょう。iOSの場合は起動するだけでOKです。
③ 次に「シリアル番号」を入力します。
iOSの場合
Safariで、http://rd.snxt.jp/88828nにアクセスし、
「シリアル番号」を入力します。これは使用するスマホから入力してください。PCから入力しても意味がありません。
「スマート留守電で開きますか」と問われるので、「開く」をタップします。
androidの場合
起動したアプリの「利用開始」を選択します。
「シリアル番号を入力して利用開始」を選択します。
メールで届いた「シリアル番号」を入力します。
④ 050から始まる番号が表示されます。
シリアル番号の入力が終われば、アプリ上に050から始まる番号が表示されるので、メモするようにしてください。
⑤ 050から始まる番号をセンターに登録します。
タイプDなら「1429」、タイプAなら「1424」へ発信し、音声案内に従い050から始まる番号を登録します。
落ち着いて行えば難しくありません。androidの場合、③のシリアル番号の入力の時に、必ず「シリアル番号を入力して利用開始」を選びましょう。「新規購入して・・・」は選ばないでください。
3-2 解約方法
会員専用ページから手続きを行なってください。月末でオプションが解約されます。
まとめ
IIJmioで利用できる『スマート留守電』について詳しく見てきましたがいかがでしたか。
スマート留守電は、着信が多い利用者にとって非常に役に立つサービスです。オプションの利用料も手頃なのでぜひ検討して見てください。