IIJmioへ切り替えを検討されている方のほとんどは、大手キャリアからのMNPをお考えではないでしょうか。
大丈夫です。IIJmioなら、手順を間違えない限り手続きは難しくありません。ただし大手キャリアのように、リアル店舗がないので基本的には自分で手続きの全てを行う必要があります。
そんな、MNP転入の手続きについてまとめてみました。ご自身の希望する転入が可能であるか、ゆっくりと確認していきましょ。
もくじ
MNPとは
MNP(ナンバーポータビリティ)とは、現在お使いの電話番号をそのままで他のキャリア(携帯会社)に乗り換えることです。キャリアを変更しても現在使われている番号を変えずに済むため、キャリア変更後にアドレス帳の修正依頼など余計な手間がかかりません。
ただし、別途費用が発生するので番号にこだわりのない方なら現在の契約を解約し、新たにIIJmioに申し込みましょう。
まずは確認
2-1 IIJmioへMNPで転入できる?


IIJmioホームページから抜粋
もちろん可能です。家族でまとめて転入することも可能です。(音声通話SIMは5回線まで)その際、大手キャリアの時と同じようにファミリーの設定にしたいのであれば、転入前に全ての回線の契約名義を揃えておく必要があります。
2-2 iPhoneは使えますか?


問題なく使えます。ただし、iphone6Sより古い端末やdocomo以外のキャリアで購入された端末の場合は、少しだけ注意が必要です。
2-3 MNPにかかる費用は?
大手キャリア解約時の費用 | |
MNP費用 | 2,000円 |
解約に関する違約金 | 必要に応じて |
IIJmio契約時に必要な費用 | |
+初期費用 | 3,000円 |
SIMカード発行手数料 | タイプD 394円/1枚・タイプA 406円/1枚 |
SIM追加手数料 | 必要時に 2,000円/1枚 |
IIJmioを利用するためには、初期費用が必要です。ただし、これはMNP転入でも新規契約でもかわりなく必要な費用です。
ただし、すでにIIJmioを利用している方のmioIDに追加する形でMNP転入する場合は、SIM追加手数料がかかります。(2,000円/1枚)
合計すると、結構な費用になります。でも大手キャリアからの切り替えなら、1〜2ヶ月で元が取れますよ。
2-4 利用できる端末がない場合
IIJmioサプライサービスで販売されている端末を同時購入して利用することが可能です。
ただし、サプライサービスではiPhoneの取り扱いはありません。iPhoneを希望されるのであれば、Apple Storeで販売されているSIM FreeのiPhoneなどが問題なく利用できますのでご検討ください。
2-5 手続きの間はスマホが使えないの?
MNP転入の手続き後の本人確認に問題がなければ、最短3~4日程度でSIMカードが手元に届きます。(ヤマト便で到着しました)
SIMカードの到着後に開通手続きを行えば、その日のうちにスマホが使える様になります。 自分の記憶では、開通手続きが終わればすぐに使えた様に思いますが、あまり正確な記憶ではないかもしれません。
IIJmioによれば、元々のSIMカードが使えなくなるのと同時に、新しく届いたSIMカードが利用可能になるとのことです。すなわち、使えない時間はわずかということですね。
必要なもの
IIJmioにMNP転入するには、以下の5つを用意する必要があります。
3-1 MNP予約番号
現在利用されている携帯電話会社のインフォメーションに電話すればすぐに発行してもらえます。
予約番号は、メール等で受け取れるので、時間や手間はかからず簡単ですね。
ただし、MNP予約番号には有効期限があります。2週間程度で使えなくなりますのでご注意ください。また、IIJmioへの転入手続きの際には、予約番号の有効期限が7日以上残っている必要があります。期限の確認はしっかりと行うようにしましょう。
期限が過ぎても問題はありません。新たに取り直すことができますし、強制的に解約されるわけでもありません。もちろん費用も発生しません。
3-2 身分証明書類
IIJmioモバイルサービスの音声通話機能付きSIMカード(みおふぉん)を新たに申し込む際には、本人確認手続き(画像のアップロード)が必要です。
身分証明として利用できるものは以下の通りです。


IIJmioホームページから抜粋
3-3 ネット環境
IIJmioへの申し込みはオンラインのみのため、インターネットに接続できる環境が必要です。
3-4 メールアドレス
MNP転入が完了すると、それまで利用していた大手キャリアでのメールアドレスは使えなくなります。そのために、MNP転入後も利用できるメールアドレスを事前に確保する必要があります。
特に難しいことではなく、GmailやYahooメールで十分です。その他、iCloudメールでも問題ありません。
3-5 本人名義のクレジットカード


IIJmioのホームページから抜粋
IIJmioの月々のお支払いは、クレジットカード払いのみとなります。その他の支払い方法は用意されていません。IIJmioで利用できるクレジットカードをご用意ください。
手続きの方法
4-1 IIJmioで利用予定の端末の適合を確認
IIJmioで利用できる端末は以下の通りです。
- docomoで購入し、利用していたスマホ
- auで購入し、利用していたVoLTE対応のスマホでSIMロックの解除がされているもの
- (SoftBankで購入分を含む)SIMロックを解除したiPhone6S以降の機種
- SIMフリーのスマホ
契約後に利用できなかった、とならない様に以下のリンク先でしっかりと確認しましょう。
≫ 動作確認済み端末一覧はこちら(IIJmioのホームページへジャンプします)
4-2 解約までに必要な手続き
必要にお応じて『SIMロック解除の手続き』や『名義変更の手続き』を終わらせた後に、MNP予約番号を取得してください。
予約番号の有効期限には注意が必要です。IIJmioへの申し込み時に最低でも7日以上有効期間が残っている必要があります。
また、先に示した『5つの必要な物』の、予約番号以外の4つも用意しましょう。
4-3 転入の手続き
IIJmioのホームページ、お申し込みから手続きができます。


申し込みの際に、回線の種類やSIMカードのサイズを登録する必要があります。事前に適合するSIMサイズを調べておきましょう。タイプA は各種サイズに適合するマルチSIMなので問題ないですよね。
身分証明書類は、ファイルで送信する必要があります。スマホやデジカメで撮影し、申し込み手続きの際に取り出せる場所に保存しておきましょう。
4-4 開通手続き
申し込み完了後、3〜4日でSIMカードが届きます。
SIMカードが到着したら、同封の書面に記載されている「IIJmioオンデマンド開通センター」へ電話をかけ、開通手続きを行います。
開通手続きから10分程度で以前の回線が使用できなくなり、新しいSIMカードが開通されます。端末に新しいSIMカードを挿して使用開始です。
APNの設定は、IIJmioが無料で用意している『みおぽんアプリ』で簡単に行えます。動画を参考に各自で行いましょう。(ほぼアプリが自動で行います)
注意:再生すると音声が出ます。音量にご注意ください。
うまくいかない場合はこちらを参考にしてください。
4-5 注意点
名義を揃えましょう
大手キャリアの時には、家族がそれぞれの名前で契約していてもファミリーを組むことができました。しかし、IIJmioでファミリーを組むには、回線の名義を同じにする必要があります。
SIMロックの解除について
大手キャリアで購入した端末のSIMロックは、購入者でないと手続きができません。中古で購入した端末や、友人から譲り受けた端末などの場合には注意が必要です。
また、解約後にはSIMロックの手続きを受け付けてくれない場合が多いので、その点も注意してください。
手続きができないパターン
MNP転入の際には、転入前の契約、IIJmioへの申し込み時の内容、身分証明書類の3つが全て同じ内容でないと受付されません。
特に直近に結婚や引っ越しをされた時など、免許証の住所と現住所が違う場合があります。申し込み前にしっかりと確認しましょう。
まとめ
IIJmioでのMNPについて確認してきましたが、いかがでしたか。
なんとなく難しそうなイメージがありますが、手続きはまったく難しくありません。『第3章 手続きの方法』を参照しながら、順番に行うだけです。
私が感じた、一番難しく感じたポイントは、『更新月に忘れず手続きを行う』でした。だって、更新月って気がつけば過ぎているのですから。それと、家族への説明。
自分は相当調べ尽くしたうえで決意したので、格安SIMへの切り替えに迷いはなかったのですが、家族にとってはそうではなかったようです。
切り替えてからすでに3年が経過し、今では奥さんも問題なく利用しています。しかし、切り替え当初はかなり不安そうにしていました。
一番のポイントはキャリアメールがなくなること。私はそうでもなかったのですが、奥さんにとっては10年以上慣れ親しんだアドレスだった様で、最後まで嫌がってましたね。
我が家の場合、docomoのガラケー → IIJmioを利用したiPhone という切り替えだったので、奥さんとしても『初スマホ』の誘惑が大きかったと思います。
家族で格安SIMに変更することで、月々のスマホ料金を抑えようとしているあなた。最大のポイントは『家族の説得』かもしれませんよ。