スマホをお使いの方の約7割がiPhoneを使われているそうです。となると、大手キャリアで2年縛りの終わりが見えてきたために『機種はそのまま格安SIMに移ろうか』と考えている方の約7割がiPhoneユーザーという事なのでしょうか。(すなわち、このサイトをご覧の約7割がiPhoneユーザーってこと?)
さて、IIJmioでは問題なくiPhoneを使う事ができます。ただし色々と注意事項もあります。みなさんとしては、自分の機種がきちんと使えるのかどうか気になりますよね。
それでは、じっくりと見ていきましょう。
もくじ
iPhoneの販売方法


1-1 大手キャリアでセット販売
回線とセットというのは、購入するスマホを、一定期間(たいていは2年)そのキャリアの通信回線を契約して使うという約束で購入する方法です。
その販売方法があまりに当たり前の手段となっているのですが、世界的にはかなり歪(いびつ)な販売方法と言われています。なぜならスマホは電化製品であり、本来電気屋さんで売っている事が当たり前だからです。
そうはいっても、実際には一番利用されている販売方法でしょう。この販売方法の問題点は『SIMロック』にあります。
1-2 Apple Storeで購入
iPhoneは、大手キャリアのショップ以外でも販売されています。例えばApple Storeです。
購入する人は、ただiPhoneだけを購入しても携帯電話として利用できないため、どこかの通信会社(キャリアと呼びます)と契約することになります。そして、その契約するキャリアを購入者が自由に選べるように、ロックがかかっていないスマホである必要があります。
このように、どこのキャリアでも使えるスマホの事をSIMフリー端末と呼びます。
1-3 中古のiphone
街の電気屋さんやレンタルショップなどでは、中古の端末も販売されています。比較的綺麗な状態の端末が販売されていますが、補償の問題など、気をつける事がたくさんあります。
そもそもスマホはモバイル端末です。耐久性を2〜3年程度と考えて設計されているためにバッテリーなどの消耗品も含めて、あまり長期間使う事は想定されていません。
そうは言っても、私の使っているiPhoneはすでに4年目の端末。さすがにバッテリーの交換はしましたが、今の所問題なく使えています。という事は、丁寧に扱うのであれば、中古の端末でもある程度の期間は使えるものと思われます。
中古の端末を購入するときに気をつけるポイントは、SIMロックの存在。先にもお伝えした通り、日本で販売されているスマホは、その大半が大手キャリアのショップで販売されたものです。すなわちその端末が最初に販売された時にはSIMロックがかかっていた訳です。
IIJmioの場合、プランAとプランDを選択して契約できるのですが、
- SIMフリーのiPhoneなら自由に選択できます。
- docomoのロックが掛かっているiPhoneならプランDで利用可能です。
- auやSoftBankのロックが掛かっているiPhoneは利用できません。(一部の最新機種を除く)
となっています。
元の購入者が、中古品として手放す前にSIMロックの解除を行ったかどうかは外見上ではわからないために、中古品の購入時にはしっかりと確認する必要があります。
あともう一点。
根本的な問題があります。中古のiPhoneの場合、もとの所有者がきちんと端末代金を完済していれば問題にならないのですが、もし支払いが滞ると、途端に端末の通信機能がロックされてしまします。こうなると対処のしようがありません。
中古の端末を購入される場合には、これらのリスクを理解した上で慎重に選ぶようにしましょう。
SIMフリーとSIMロック解除とは


2-1 SIMフリーとは
先ほど、Apple Storeで購入したiPhoneがSIMフリー端末である、と紹介しました。それともう一つ、大手キャリアで販売された端末を、購入者が手続きをすればSIMロックの解除を行う事ができます。
大手キャリアで販売された端末でも、SIMロックの解除さえ行えばSIMフリーの端末になるのです。
どちらにしても、SIMフリーの端末になれば利用するキャリアに制限が無くなります。契約さえすればdocomoでもSoftBankでも利用できるという事です。
2-2 SIMロックの解除とは
各キャリアの規定や契約の仕方で期間は変わるようですが、一定期間が経過するとどこのキャリアでもSIMロックの解除の手続きができるようになります。
各キャリアのショップに持ち込む方法や、最近では自分でオンライン手続きができるようになっています。
手続きができるのは、端末の購入者だけです。中古で購入した端末の場合、手続きができない事があるようなので注意してください。また、たとえ購入者であってもキャリアとの契約を解約した後には手続きができない事があるようです。
意外と知られていないSIMロック解除のメリット
3-1 キャリアの乗り換えが可能
docomoの端末をIIJmioのプランDで利用するなら、SIMロックの解除は必須ではありません。しかし、今後プランAに乗り換える事も可能になるため、SIMロックの解除をしておくと良いでしょう。
3-2 プランAには通信規制あり
プランAには高速通信での通信量によって通信制限がかけられます。プランDには存在しない制限ルールなので、大量にデータ容量を利用する方ならプランDがオススメです。そんなときにも、SIMロックの解除をしておけば自由に回線を選べるので便利です。
3-3 海外で使える
IIJmioは、海外ローミングに対応していません。そんな時のためにIIJmioでは海外で使える「海外トラベルSIM」を用意しています。しかし、それはSIMフリー端末でしか利用する事ができません。
このように、いろいろメリットがあるSIMロックの解除なので、ぜひキャリアを解約する前に手続きを行う事をオススメします。
IIJmioで使えるiPhone一覧


キャリアが設定しているSIMロックによる制限についてお話ししてきましたが、それ以外の制限はあるのでしょうか。
IIJmioが発表しているiPhoneの対応表を確認してみましょう。


IIJmioホームページから抜粋
このようにiPhone6S以降の機種であれば利用できる端末が多いので、安心してIIJmioに乗り換える事ができます。ちなみに私はdocomoのiPhone5SをプランDのみおふぉんで利用していましたが、特に問題なく利用できました。
注意点
プランAでiPhoneを利用するには色々制限があるために注意が必要です。
5-1 通信規制
低速域での容量制限はプランAプランD共に存在します。しかし、プランAには高速域での制限も存在します。
直近3日間の通信料が6GBを超えると速度制限がかかります。相当な容量なので一般人には関係ないかもしれませんが、大量の通信を考えている人にはプランDをオススメします。
5-2 テザリング
プランAの契約では、iPhoneでのテザリングができません。プランDでは問題なく可能です。必要に応じてお選びください。
5-3 au3G回線不可
プランAでは、3G回線が利用できません。VoLTEエリアでは問題なく利用できますが、一部山間部などに残るau3Gのみのエリアでは圏外となります。
まとめ


IIJmioでiPhoneが問題なく使える事がわかってもらえましたか。
SIMロックの解除も、最近では費用もかけずにできるようになりました。中古で購入する端末ならSIMロック解除の問題がありますが、ご自身で買われたiPhoneであれば、IIJmioで利用できる手段があるという事です。(6S以降の機種の場合)
大手キャリアと比較すると、圧倒的な月間利用料でiPhoneが使えるよになるので、ぜひ検討ください。もちろん最新のiPhoneも利用可能ですよ。