格安SIMを検討されている方の多くは、現在利用している端末をそのまま格安SIMでも使うことを前提にされていることでしょう。
大手キャリアで購入された端末が使える間は問題ないでしょう。しかし、その後はどうされますか?
大手キャリアの時なら、2年ごとに最新の端末に機種変更することができました。2年以内に不具合があっても修理などの面倒を見てもらえました。
IIJmioに変更後、スマホが壊れた時の修理はどうすれば良いのか不安ですよね。また、永遠に今の端末が利用できるわけではありません。いずれ新しい端末に切り替える時が来るのです。その時にどうすれば良いのでしょうか。
それらについてじっくりまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
もくじ
スマホはどの程度使える?


1-1 バッテリーの寿命
iPhoneに代表されるように、ユーザーが自分でバッテリーの交換ができる機種はほとんど見かけません。バッテリーは消耗品なのに、なぜ交換ができないのでしょうか。
しかしバッテリーの寿命は、その使い方によっても大きく差が出るために、早くに寿命を迎える個体が出ることがあります。そんな時には修理することができる場合もあるのですが、決して安くはありませんし、手間もかかります。
いろいろな意見があるでしょうが、一つの目安にはなりそうです。
1-2 モバイル製品の宿命
スマホは毎日持ち運ぶために、できるだけ軽くなるように工夫されています。軽くて高性能な端末を作るために、何かを犠牲にしているのですね。
その通りです。購入後すぐに壊れるようでは困ります。普通の使い方である程度の期間は使えないと嫌ですよね。ただし、メーカーとしても10年も使うことは想定していません。
例えばappleの場合「iPhoneのようなモバイル端末の使用年数は3年」と想定しているようです。
そうですね。「4年以上使っているが問題ない」という声も聞きます。ただしそれは幸運なだけかもしれません。
モバイル端末の最大のアクシデントは『落下事故』です。スマホが持ち運ぶ機械である以上このリスクは避けられません。実際に落下事故で液晶などが破損したことをきっかけに機種変更される方も多いのです。
利用期間が長くなるほど、アクシデントに出会う確率は高くなります。やはりappleが想定している3年を少し伸ばした4年程度が一般的な寿命なのかもしれませんね。


1-3 iPhoneの寿命とは OSのサポート問題
機械的な故障だけが端末の寿命ではありません。あなたがよく使うアプリが利用できなくなるなら、その端末は使えませんよね。
アプリが使えなくなる原因は、アプリやOSのアップデートにあります。日々開発が進む中で、古い機種への対応がいつまでも出来るわけではありません。
OSが最新でなくても、電源さえ入れば利用はできます。しかし、よく利用するアプリも古いOSにいつまでも対応しているわけではありません。
このようにOSのサポートが切れるタイミングも一つの目安と言えるでしょう。iPhoneの場合おおよそ発売から5-6年程度とお考えください。
修理はどうする


2-1 大手キャリア店舗で修理を受け付けてもらえる
実は大手キャリアを解約した後でも、端末の修理は受け付けてくれます。さらに、補償も利用できるのです。
通常、購入後一定期間はメーカー補償が付いていますよね。その期間内なら、解約後も補償修理が可能です。
その他、いろいろと存在する制約をまとめて見ました。
- 修理期間は結構かかる。2-3週間程度なら短い方。
- 代替え機はありません。
- 補償が切れているのなら、修理費用は実費負担。
- 古い機種の場合修理不可の場合も多い。
そもそも修理を受け付けてもらえるだけありがたいので、いざという時は端末を購入した店舗に相談してましょう。
2-2 Apple Storeで修理
iPhoneなら、直接appleで修理することが可能です。近くにApple StoreがなくてもApple 正規サービスプロバイダが各都道府県にあります。あらかじめ予約してから行くようにしましょう。バッテリーの交換程度ならその場で行ってくれます。
また、appleリペアセンターへ送ることで配送修理を受けることも可能です。
2-3 街の修理屋さん
補償が切れて寿命が近い端末の場合、正規の修理ではなく街の修理やさんを利用する方法もあります。機種変更時に今の端末を中古で買い取ってもらわないのであれば検討する価値があるでしょう。
機種変更の方法


いよいよ機種変更が必要になれば、SIMフリー端末を購入してください。ただし、日本国内では回線契約なしで端末を購入できる方法は限られます。
3-1 SIMフリー端末の購入方法
iPhoneの場合はApple Storeで購入できます。もちろんappleのサイトから購入する事も可能で、自宅まで配送されてきます。
最新型だけでなく、そこそこ古いiPhoneも安く販売しているのでチェックしてみましょう。ただし、OSのサポート問題もあるのであまり古い端末は長く使えません。
androidスマホも、ASUSなどのメーカーサイトから直接購入できます。また、Amazonにも多数出品されています。
IIJmioサプライでもandroid端末の販売を行っています。あまり種類は多くありませんが、出どころがハッキリとした端末が手に入るので長く使いたい方にはオススメです。
また、IIJmioサプライで端末を購入すると、端末補償オプションが利用できます。わずかな月額費用で、画面割れや全損事故の際に5,000円で同一機種・同一色の端末を翌日に届けてくれるのです。
3-2 中古端末の購入について
家電量販店やレンタルショップ、Amazonなどでも中古の端末が販売されています。希望の値段で手に入るなら利用するのもいいかもしれません。
ただし、補償の問題や、バッテリーの損耗度合いが不明なこと、赤ロムの問題など、リスクが多い割にあまり長く使えないことが多いので、その辺りを理解した上で利用するようにしましょう。
3-3 旧機種は取っておこう
修理の項目でもお話ししましたが、格安SIMの場合、修理時に代替え機が用意されません。そんな時のために旧機種は手元に残しておくことをオススメします。
家族で利用されているのなら、最低1台だけでも古い端末を残しておきましょう。
注意点


格安SIMのメリットとして2年縛りがないことが有名ですが、IIJmioには3年以上の長期契約者には手厚い優遇が用意されています。
端末の購入時にキャリアの変更を検討される方もいらっしゃいますが、MNP費用もバカになりません。せっかくIIJmioを利用し始めたのなら、まずは3年は我慢してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
格安SIMに切り替え後、端末の修理や機種変更などに不安を覚えている方が多いようなので、ざっくりまとめてみました。
修理や機種変更の手段はいろいろと選択できるのですが、大手キャリアの時のように直営ショップに丸投げとは行きません。修理の予約や手配は自分で行う必要があります。機種変更後の初期設定も自分で行います。
やってみると、どの手続きもそれほど難しいわけではなく、ネットから完結するものがほとんどです。一手間かかる分だけ月々の料金が圧倒的に安いのですから仕方がないですよね。