SoftBankでスマホを購入し、そろそろ2年間が経過しようとしているあなた。今の毎月支払っているスマホ料金が高すぎるとは思いませんか。
これはdocomoのホームページからの引用です。SIMロックの解除がされて入れば利用できる旨の記述があります。

「格安SIMに切り替えたいのならdocomoの端末か必要。」と言われていたのは昔の話です。2015年からは全てのスマホにかかる「SIMロックの解除」に応じることが義務化されました。SoftBankとて例外ではありません。
実際に、IIJmioへ切り替えるとどのくらい安くなるのでしょうか。
この記事では、SoftBankからMNPする方法を初心者でも理解できるように、実際の画面の写真を活用しながらわかりやすく丁寧に説明しています。ぜひ参考にしてください。
月々の支払いが、どの程度違うのでしょうか
1-1 SoftBankの料金シュミレーション


SoftBankでスマホ本体料金が無い時の料金プランです。月間データ量が1GBまでなら上記金額通り4,900円/月、5GBに増量すると2,900円 → 5,000円となるので合計で7,000円/月という金額です。
1-2 IIJmioの料金シュミレーション


IIJmioの契約はシンプルです。スマ放題ライトと同様に無料通話のオプションを付けると、上記のように2,430/月で利用できるのです。しかも利用できるデータ量やかけ放題に適用される通話時間は倍増です!
MNPとは


2-1 MNPとは
SoftBankの契約期間が満了したタイミングで解約し、IIJmioへ新たに申し込むのであれば簡単です。特別な費用は必要ありません。
自分には問題がないとしても、友人知人にはアドレス帳の変更をお願いするなど手間を掛けさせてしまいます。また、SNSなどに電話番号を登録している場合には変更手続きが必要になります。
そこで、番号を変えずにIIJmioへ乗り換える方法がMNPです。
MNPの手続きを行うと、番号を変更することなく乗り換える事ができるのです。しかし、残念ながらメールアドレスは引き継げません。
2-2 必要な費用
MNPの手続を行うには「MNP予約番号」が必要です。その発行に特別な費用は必要ありません。
ただし、その予約番号を利用して他社へMNP転入すれば、
が必要です。この費用はソフトバンクの最終請求月にご利用料金と合算して請求されます。
ちなみに「MNP予約番号」には15日間の有効期限があります。期限が過ぎると無効になるのですが、再度発行すればよいので慌てる心配はありません。何度発行しても費用はかかりません。
ただし、プリペイド携帯の場合はMNP予約のキャンセル手続きが必要です。
また「家族割」に加入されている場合、MNP予約と同時に「家族割」の解除予約がされてしまいます。MNPそのものにはキャンセル手続きは必要ありませんが、「家族割」の解除はキャンセルする必要があるので注意して下さい。
SoftBankを解約するときに行う手続き


3-1 フリーメールアドレスを取得しよう
大手キャリアの携帯電話を利用されていると、そのキャリア独自のメールアドレスが利用できます。しかし解約と同時に使う事ができなくなってしまいます。
IIJmioでは契約者に対して今までのキャリアメールに替わる、新しいメールアドレスを用意していません。そのため、契約後に連絡のつくメールアドレスを契約時に登録する必要があるのです。googleやyahooのFreeメールで大丈夫です。事前に用意しておきましょう。
3-2 SIMロックの解除
SoftBankで購入した端末をIIJmioで利用するためには、SIMロックの解除が必須となります。






SoftBankホームページから抜粋
SIMロック解除の手続きと聞くと、なんだかややこしい印象があるのですが、キャリアショップでお願いすれば全てお任せで大丈夫です。ただし手数料3,000円が必要です。
ご自身でMy SoftBankから手続きをされるのであれば手数料はかかりません。


3-3 名義変更
IIJmioでファミリーを組む事を検討されているのなら、SoftBankを解約する前に、代表回線の名義と揃えておく必要があります。
IIJmioでは追加SIMを発行してファミリーを組む事ができます。しかし、そのためには各回線の名義が同一でなければいけません。名義変更手続きはMNP予約番号を取得する前に行なって下さい。
3-4 MNP予約番号取得
回線の名義を揃えたら、MNP予約番号を取得します。
SoftBankの場合は、電話でMNP予約番号の所得が可能です。上記番号に電話をして申し出ましょう。ただし受付時間には気をつけて下さい。
IIJmioへの申し込み方法


4-1 IIJmioで利用予定の端末の適合を確認
IIJmioで利用できる端末は以下の通りです。
- SIMロックの解除がされているスマホ
- SIMフリーのスマホ
契約後に利用できなかった、とならない様に各自しっかりと確認して下さい。
IIJmioでは、iPhoneに関して下記のように利用できると情報を提供しています。


4-2 必要なもの
IIJmioにMNP転入するには、以下の5つを用意する必要があります。
① MNP予約番号
上記3-4でお話しした通り、SoftBankのサポートセンターに電話すればすぐに発行してもらえます。
受付時間は20:00までなので、遅くならないように気をつけましょう。
ただし、MNP予約番号には15日と言う利用期限があります。また、IIJmioでは手続きを始める時点で、予約番号の有効期限が7日以上残っている必要があるとしています。
期限が切れているまたは短いのであれば、再度予約番号を取り直しましょう。
② 身分証明書類
IIJmioモバイルサービスの音声通話機能付きSIMカード(みおふぉん)を新たに申し込む時には、本人確認手続き(画像のアップロード)を行う必要があります。
身分証明として利用できるものは以下の通りです。


IIJmioホームページから抜粋
③ ネット環境
IIJmioへの申し込みはオンラインのみのため、インターネットに接続できる環境が必要です。パソコンでもスマホでも大丈夫です。
④ メールアドレス
先ほどお話しした通り、連絡がつくメールアドレスが必要になります。
GmailやYahooメールで構いません。その他、iCloudメールなども利用できます。
⑤ 本人名義のクレジットカード


IIJmioのホームページから抜粋
IIJmioの月々のお支払いは、クレジットカード払いのみとなります。その他の支払い方法は用意されていません。IIJmioで利用できるクレジットカードをご用意ください。
4-3 転入の手続き 完全図解解説 スマホ版
① MNP転入の手続きは、IIJmioのホームページから申し込みます。


まずはIIJmioのホームページへ移動します。


右上のメニューから「ご購入・お申し込み」へ移動します。
② mio会員登録・お申し込み


まずは会員登録へ進みます。
すでにmio会員になられているのであれば、下部に会員ログインの項目があります。
③ 注意事項に同意します。


注意事項をよく読んで、チェックボックスにチェックして次へ進んで下さい。
④ お申し込み方法の選択
紹介コードをお持ちの方もここで入力しましょう。
どちらも、後からは修正できませんので、しっかりと確認しながら入力するようにして下さい。
⑤ 端末を選ぶ


端末を選ぶ項目ですが、手持ちの端末をそのまま使うのであれば「SIMのみ購入」を選びましょう。
⑥ プランを選択します。


SIMロック解除がされている端末なら、auの線を使う「タイプA」や、docomoの回線を使う「タイプD」のどちらでも利用可能です。
画面を下へスクロールすると、契約内容の選択肢が現れます。


通話定額のオプションをつけるなら、3分・10分のどちらかを選び、オプションを付けないのであれば「半額通話」を選んで下さい。
通話定額のオプションにチェックを入れると「半額通話」にはチェックを入れられなくなりますが、実際には自動的にセットされるので安心して下さい。
MNP予約番号をお持ちなら、ここで「MNP転入」を選びましょう。


プランA ならauの回線です。auのSIMはマルチSIMと言って、各サイズにカットして使えるので、SIMサイズは「マルチSIM」一択です。
ファミリーシェアプランを選択すると、2・3枚目の追加SIMを選択できるようになります。申し込みと同時に追加の手続きを行うと、SIM追加手数料(2,000円/1枚)が免除されるのでお得に契約することができます。
⑦ 個人情報を入力します。


ここから個人情報の入力に進みます。
IIJmioでは同一の個人が複数のmioIDを取得することを認めていません。しかし、同一IDでも5枚までの音声通話SIM(みおふぉん)を契約できるので、おそらく問題ないでしょう。


入力にミスが無い事を確認してから次へ進みましょう。
⑧ 本人確認書類のアップロード


本人確認書類のアップロードに進みます。
本人確認書類はJPEGファイルである必要があります。pdfなどのファイル形式では受け付けてくれません。


まず本人確認種類を選択します。


ファイルのアップロードに進みます。
保存していたファイルをアップロードするときは、JPEG形式のファイルである事を確認して下さい。それ以外のファイル形式では受け付けてくれません。


その場で、スマホカメラで書類の写真を撮ることもできます。
手ブレや、光の反射に気をつけて慎重に撮影しましょう。




アップロードが完了したら、最後の手続きに進みます。
⑨ MNP予約番号の入力


個人情報の確認を行い、後はMNP予約番号の入力をすれば完了です。
お疲れ様でした。
4-4 開通手続きとAPN設定
申し込み完了後、3〜4日程度でSIMカードが届きます。
SIMカードが到着したら、同封の書面に記載されている「IIJmioオンデマンド開通センター」へ電話をかけ、開通手続きを行なって下さい。
開通手続きから10分程度で以前の回線が使用できなくなり、新しいSIMカードが開通します。後はスマホに新しいSIMカードを挿して使用開始です。
APNの設定は、IIJmioが無料で用意している『みおぽんアプリ』で簡単に行えます。動画を参考に各自で行いましょう。(ほぼアプリが自動で行います)
注意:再生すると音声が出ます。音量にご注意ください。
うまくいかない場合はこちらを参考にしてください。
≫ IIJmioのAPN設定方法(IIJmioのホームページへジャンプします)
注意点
未成年者が音声通話機能付きSIMカードを契約するには、親権者の同意が必要になります。また、18歳未満の方は音声通話機能付きSIMカードをご契約する事ができません。
契約には、契約本人名義のクレジットカードが必要です。
まとめ
SoftBankからIIJmioへMNPする方法を詳しく解説してきましたが、いかがでしたか。画面上で説明しようとすると、長ったらしくややこしい印象を与えてしまいがちですが、実際には全く難しいことはありません。
SoftBankの回線を利用できるMVNAは比較的少ないためか、端末をそのままで格安SIMにMNPできる事をご存じない方が非常に多いようです。また、違約金の高さもその要因になっているのかもしれません。
実はSoftBankの端末でも、IIJmioで問題なく使えるのでぜひ検討してみてはいかがですか。