IIJmioの通信速度の話 大手キャリアには勝てません

 

格安SIMに移行すると『通信速度が遅くなってスマホを快適に使えなくなるよ。』という話をよく聞きませんか。毎月の利用料の高さから格安SIMを検討される方には不安な噂です。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
そりゃ遅くなるわよ。
きんぎょ君

きんぎょ君
一部時間帯で遅くなることは事実です。ですが、実用上問題になるレベルでの速度低下は、一部時間帯に限られます。ちなみにこの問題は格安SIM各社共通の悩みであり、IIJmioだけの問題ではありません。

 

今回は、IIJmioの通信速度について、できるだけ簡単な表現でまとめてみたいと思います。格安SIM選びで迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

 

通信速度とは

1-1 どんな場合に問題になる?

通信速度とはどの程度データを送受信できるか示す指標のことで、1秒間に何ビットのデータを送受信できるかを表す「bps」という単位が使われます。

インターネットから情報を引き出す時は、その情報によってデータの量が違います。「文字」だけの情報なら、それほど大きなデータ量にはなりません。しかし写真やイラストなどの「画像」になると飛躍的に情報量が増えます。それが「動画」になるとさらに多くなります。

データは、その量が多くても少なくても送受信は可能です。ただし、大きいデータの送受信にはより時間がかかります。

もし「文字」や「画像」だけの情報なら、表示にかかる待ち時間が気になったとしても、極端に遅くなければ問題にならないでしょう。(一部デイトレードなど、情報の速さが必要な場合もあります。)

しかし動画の場合はどうなるか分かりますか?

ぶち猫さん

ぶち猫さん
再生が途切れ途切れでは観てられないわね。

そうなのです。動画の再生やオンラインゲームなどでは、通信速度が一定レベル以下になると、その利用に支障が出てくるのです。これは問題ですよね。

 

1-2 どの程度の速度が必要なの?

文字や画像の送受信とは、一般的なサイトの閲覧やSNSの利用がそれに当たります。それらの利用に必要な通信速度はどの程度なのでしょうか。

通信速度が早ければ、それだけ表示にかかる時間が短くなるので快適と言えるでしょう。しかし、数秒程度の待ち時間なら許容範囲と言えるかもしれません。あなたはどの程度の時間なら待てますか?

ぶち猫さん

ぶち猫さん
3〜5秒ってとこかなぁ? 10秒程度が限界かもね。

これは個人差や状況によりけりでしょうが、快適に使える目安は5秒程度と言われています。

比較的情報量が多い、Yahooのトップページを例にみてみましょう。

ページ データ容量 3Mbpsでの読み込み時間 1Mbpsでの読み込み時間
Yahoo! Japan
トップページ
950KB 約2.5秒 約7.6秒
Google
検索結果ページ
200KB 約0.6秒 約0.7秒

やはり、快適に使うための最低ラインは1Mbps程度が目安と言えそうですね。ただし実際にはその半分程度の速度でも、実用上はそれほど問題ないのでしょう。

 

1-3 動画の視聴の場合

初めの話では、動画の場合はもっと情報量が多いということでしたね。ということは、もっと高速な通信速度が必要なのでしょうか。

きんぎょ君

きんぎょ君
YouTubeの中画質なら、概ね1Mbpsという速度があれば快適に視聴できると言われています。

視聴するコンテンツにもよりますが、そもそもスマホ画面程度の大きさで再生するなら、高画質はあまり必要ではありません。スマホには月間データ容量に制限もあるので、高画質で動画を観続けるような人も少ないのではないでしょうか。

とすると、一般的な使い方で1Mbps程度のスピードで十分と言えるのでしょうか。

googleサポートより引用

ぶち猫さん

ぶち猫さん
結局、SNS利用でも動画視聴でも1Mbps程度の速度が目安ってことね。

 

1-4 IIJmioでの通信速度

 

このような理論値を知りたいわけではないですよね。実際の速度はどうなのでしょうか。ただし、公式に発表されているデータはありません。ネット上の評価やレビューを読んだ印象と、自分の端末での利用実績ではこの程度です。

平均:下り 平均:上り
朝の通勤時間帯 4.0Mbps 4.3Mbps
昼の12時-13時 0.8Mbps 4.0Mbps
ぶち猫さん

ぶち猫さん
やっぱり昼休みは遅いのね。
きんぎょ君

きんぎょ君
数値的にはこの程度ですが、スマホを使っていて実用上の問題やストレスはほとんど感じていません。

 

混み合う時間帯

2-1 朝、通勤時間帯

朝の通学通勤時間帯はとても集中しますよね。電車の中でもスマホを操作されている方がほとんどです。

ただ、みなさんその後の仕事や学校を気にしているためか、がっつり動画の視聴のような使い方は少ないのかもしれません。8時前後にピークを迎えるのですがそれでも極端な速度低下に繋がるわけではないようです。

 

2-2 昼、12時-13時の昼休み

1日の中で突出して利用者が多い時間帯のようです。このことはIIJmioも把握しています。ところが、その対応には苦しんでいるようです。

ただし、その混み合う時間はそれほど長いわけでなく私の印象としては、速度が体感できるほど低下しているのは30分程度という感じでしょうか。地域差や日による差もあるようなので、正確な情報ではありません。

この時間帯は、やはり実用上でそれほど大きな問題ではないものの、大手キャリアを利用していた時と比べると確実に速度低下は感じられます。

 

IIJmioの対応

3-1 大手キャリアとの事情の違い

大手キャリアも含めて、全ての移動体通信の速度が低下するなら理解できますが、なぜIIJmioのようなMVNOの通信速度だけが遅くなるのでしょうか。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
そうよ。IIJmioも大手キャリアからたくさんの通信回線を借りればいいのよ。

 

ご存知の通り、MVNOとは大手のキャリアから通信回線を借り受けてサービスを提供しています。その借りる量を増やせば通信が快適になります。しかしその分レンタル料金が高くなります。

安定した収益を確保するためには、需要のピーク時に合わせて闇雲に借り受ける通信回線を増やせないという事情があるようですね。

きんぎょ君

きんぎょ君
1Gbpsの増量で8億円/年の経費上昇ってすごい金額ですね。

 

3-2 今後は改善される?

IIJmioでは、回線を借り受けている大手キャリアや通信を管轄する総務省に対して、回線レンタルの単価を引き下げるように働きかけています。しかし、なかなかその実現には高い壁が存在するようです。

ぶち猫さん

ぶち猫さん
じゃあ今後も、ピーク時の速度が早くなることは無いというわけ?
きんぎょ君

きんぎょ君
現状では、劇的な改善は見込めないでしょう。同じ属性の利用者が増加しても、それに比例してピーク時の需要が増加するため問題の解決にならないのです。

 

通信制限とは

通信速度が遅くなる原因は、今まで見てきた「通信回線の問題」だけではありません。気にしなけらばいけないのは「通信制限」です。スマホを利用されている皆さんならご存知ですよね。

4-1 IIJmioで実施される通信制限

契約のプランに合わせて月間利用可能なデータ容量がきまっていて、それを超えることで月末まで通信速度が制限されることはご存知でしょう。

それとは別に、プランAには直近3日間の通信料が3GBを超えると、速度制限がかかるというルールがあります。auやSoftBankユーザーならご存知と思いますが、docomoの方には馴染みがない制限ルールです。もちろんIIJmioでもプランAにはこのルールが存在します。プランAを選ぼうと検討されている方は注意してください。

 

4-2 IIJmioの『バースト転送』とは

 

不幸にも「通信制限」にかかった場合でもIIJmioには嬉しいサービスがあります。

それが『バースト転送』です。

IIJmioには、通信制限中や「みおぽん」を利用してクーポンをoffにしている時でも、通信のスタート時だけ高速で通信できる機能が標準で用意されているのです。

さすがに動画視聴には役に立ちませんが、サイト閲覧やSNS程度ならほぼ普段と変わらないイメージで利用できてしまうのです。これは本当に助かりますよ。

 

利用者の対応方法

必要な通信速度は、そのスマホの使い方によって大きく変わります。大手キャリアからIIJmioへ乗り換える際に気をつけなければいけないポイントは、

「昼休みの時間帯にどの程度スマホを利用するか、またその利用方法。」

であると思います。このポイントに問題が無いのであれば通信品質についてIIJmioで何も問題は無いのでしょう。

また、スマホはいつもLTEで接続しているわけではありません。昼休みの利用方法として自宅や公衆wifiが利用できる人なら、通信速度について心配はいらないと言えるのでしょう。

IIJmioには「IIJmio WiFi byエコネクト 」というオプションが362円/月という金額で利用できます。昼休みによく利用する飲食店やカフェなどでBBモバイルポイント、Wi2が利用できるようなら、検討して見てください。

 

まとめ

IIJmioの通信速度についてまとめて見ましたが、いかがでしたか。

格安SIMの通信速度を大手キャリアと比較すれば、確実に遅くなるのは避けられません。問題は、それがご自身の利用方法で許容できるかどうかだと思います。

その際に目安となる速度は、だいたい1Mbpsという速度でしょう。これだけの速度が出ていれば、一般の方ならほぼ不自由なくスマホの利用ができると言えそうです。IIJmioなら、ほとんどの時間帯でその品質をクリアできています。それより遅くなるのは、昼休みの一部時間帯だけです。

また、サイトの閲覧や調べ物ていどなら、その半分程度の速度でも十分利用できそうです。ただし、ページが開くまでにワンテンポ遅れることがたまにあることだけはご容赦ください。

 

IIJmioは200万回線の契約を抱える、格安SIM最大手です。回線の速度は大手キャリアには及びませんが、他の格安SIMと比較するとかなり成績が良い方だと感じます。ぜひ検討して見てください。

 

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