スマホを利用する時には、その速度制限は頭が痛い問題です。月末の速度制限(通信制限)を避けるためには、より多くのデーター量で契約すれば良いのですが、当然その分だけ利用料が高くなってしまします。
できる限り利用料は節約しつつ、でも快適なスマホ生活も送りたい。みなさん共通の悩みをお持ちの中、IIJmioには『バースト転送機能』というものがあるのです。
この記事では、IIJmioの特徴の一つでもある『バースト転送機能』について詳しく説明していきたいと思います。
もくじ
バースト転送機能とは
1-1 初めの一定量だけ高速でダウンロード
そもそも『バースト転送機能』とは一体何なのでしょうか。
この機能があれば、通信制限中や意図的に低速状態に切り替えている時でも、軽めの作業であれば比較的快適にスマホを利用できるのです。


ただし、バースト転送の時間はほんの一瞬だけです。動画の視聴など「常に高速での通信」が必要な状況には対応できません。
1-2 標準で用意されている
この『バースト転送機能』ですが、IIJmioでは無料で標準で用意されています。すなわち、利用にあたって特別や申し込みや追加の費用がかからないということです。
どのような効果が期待できる
2-1 テキスト中心のサイトなら十分実用的
IIJmioの説明では、各通信の最初の数秒間のみ高速で通信するとのこと。画像の量にもよるのですが、ホームページの閲覧でもテキスト中心のサイトなら、特にストレスを感じないレベルだとのことです。
2-2 月末までの我慢期間でも意外といける
月末の通信制限を経験されたかたにとって、あの辛い状況は思い出したくもないですよね。
データ容量を使い切った後とは言え、メールチェックやテキストのやりとり程度の軽い作業までも制限されてしまうと、利用者のストレスが大きすぎるために、その部分に限定した配慮の形なのです。しかし、IIJmioが始めたこのサービスも、今では多くのMVNOに普及しています。そのことからも、いかにこのサービスが好評であるかが伺えます。
IIJmioのバースト転送で送られるデータ量はおよそ75KB分と公表されています。理論上、メールの送受信程度なら十分な量と思われますが、画像やファイルを添付した場合にはやはり時間がかかってしまうことでしょう。もちろん動画や音声のストリーミングには効果ないと思われます。
他社との比較
3-1 大手キャリアでは
大手3社では、通信制限がかかっている状態での『バースト転送機能』は用意されていません。それどころか制限中の通信速度は「128Kbps」まで遅くなるために、「200Kbps」に制限されるIIJmioよりも厳しい制限だと言えそうです。
ちなみに、IIJmioでも同じようにクーポンを追加することができますが、その費用は200円/100MBです。細かく刻みながら購入することが可能であるために、月末までの日数が少ない時に調整しやすくなっています。
3-2 格安SIMでは
IIJmioか始めた『バースト転送機能』ですが、最近では多くの格安SIMで採用されるようになりました。
サービスを提供しているMVNOを、一覧で見てみましょう。
低速時の速度 | バースト転送機能 | ||
サブブランド | UQモバイル | 300kbps | ○ |
Y!mobile | 128kbps | ○ | |
その他 | 楽天モバイル | 200kbps | ○ |
OCNモバイルONE | 200kbps | ○ | |
mineo | 200kbps | ○ | |
IIJmio | 200kbps | ○ | |
NifMo | 200kbps | ○ | |
DMMモバイル | 200kbps | ○ | |
exciteモバイル | 200kbps | ○ |
意外とたくさんあることがわかりますね。
まとめ
IIJmioの『バースト転送機能』について詳しくみてきましたが、いかがでしたか。
一般的なスマホの使い方からすると、「この機能があるから速度制限なんか怖くない」とは言えないようですが、月末までの数日間程度の我慢をしている時には、大変役に立つ機能だと言えそうです。
実は、一口にバースト転送機能と言っても、そのバーストされるデータ量に違いがあるなど、各社工夫を凝らしています。